【よみっこ】フカヒレコースの愉悦！中国料理『龍皇（ロンファン）』

こんにちは！
今回は八王子エルシィにある中国料理店『龍皇（ロンファン）』さんをご紹介します！

中国料理といえばエルシィ

八王子エルシイの前身「小杉会館八王子店」が八日町にオープンし50年以上。 ずっと言われていたことが、「八王子で中国料理ならエルシイ」ということ。それは小杉会館の創業時、横浜中華街の料理人が八王子に来て味のベースを作ったからと言われています。

そんな評判を担ってきた中国料理「龍皇」。そこの料理長が昨年4月、久しぶりに変わりました。54歳の青木武史さんが横浜のホテルから赴任したのです。

新任の青木料理長。中国料理キャリア35年

「エルシイのレシピを受け継ぎ、少しづつ自分のアレンジも加えていこうと思っています」今回は新料理長が今、一番お勧めするという「フカヒレ姿煮コース」を取材しました。

コースこそ中国料理

フカヒレは、細く割いた料理もありますが、やはり姿煮が本流です。このコースでは気仙沼産の尾びれの部分を使用、丸鶏と豚のげんこつで採ったスープで8時間炊いてから、香味野菜を入れ、1/3の水分量に減るまで煮つめます。それからオイスターソースなどで味を付けていくので、非常に時間がかかります。

「可能ならこのコースは前日までにご予約をいただければ」（青木料理長）とのこと。

今回取材したのは「白檀」コース 7,150円です。「え～、7,150円なんて高い」と思うでしょうか？

いえいえ、前菜からデザートまで 7種の一皿一皿が工夫が施されていて滋味深く、手抜きなし。フカヒレはもちろんなのですが、おおえびのチリソース煮のエビ もぷりぷり。味つ けも辛味と甘味が 絶妙です。しかも、デザートの一部、「杏仁豆腐」のクリーミーさといったら！「これは私 のレシピなんです」（青木料理長）。

フカヒレ姿煮コース「白檀」のイメージ。実際は各人、銘々盛でサービス

とかく、ラーメン、チャーハン、餃子、麻婆豆腐辺りが「中国料理」と思いがちな私達ですが、そもそもフレンチのようにコースで楽しんでこそ中国料理。たまにはちょっと贅沢に中国料理の真髄を味わってみてはいかがでしょう（ランチには別記のようなリーズナブルなメニューもあります）。（取材：高田）