【3/17~19公演】注目の舞台がいちょうホールで!見どころをご紹介!
以前も紹介した、八王子市の『ふれあい財団』による演劇事業が今アツい!🔥という件ですが、まもなく公演される『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』という作品についてご紹介します!
今回は裏側にちょこっとお邪魔して稽古の模様も見学することに!
気になる作品の内容とは・・・?
今八王子で若者による演劇がアツい!?公演を実際に見に行ってみた!
公開日: 2023.03.10
『演劇ネットワーク ぱちぱち』とは? 2021年9月にスタート。18~25歳が中心となり『演劇』をキーワードとして仲間作りをしたり、企画の設計・参加ができる自由な場です。 八王子を拠点として活動しているので『いちょうホール』や『八王子市学園…
どんなお話?
『義人の苦難』をテーマにした旧約聖書『ヨブ記』を現代日本に再解釈して描いた、2017年3月初演、⿃公園の代表作です。
あらすじ
希帆はシングルマザーの⾵俗嬢だ。育児放棄し、仕事も⽋勤し、転がり込んだ男の部屋で酒浸りになっている彼女の元に、
希帆の兄、大家、兄の弟分のチンピラが代わる代わる訪れては大量の「正しい」⾔葉を浴びせかける。
だから彼⼥は夢に逃げ込む。
夢の中で、⼦供の頃からよく会うオジサンがいた。
「たかをちゃん」と名乗るそのオジサンは⼦供のようで、彼といるときは希帆ものびのび存在できた。だがある⽇たかをちゃんが、「⾃分は⼤⽥区に住む56才だ」と語り出す。
⾃分の夢の登場⼈物だとばかり思っていた、たかをちゃんは現実の存在だった。「妹をアイして⺟さんに怒られた」というたかをちゃんの⾔葉を呼び⽔に、とうとう夢にも、希帆の虐待と近親相姦の記憶が侵⼊してくる。
旧約聖書のヨブはよかった。⾃分の受難を訴える⾔葉を持っていて、訴える相⼿の神もいた。でも希帆は⾔葉を持っていない。声なき⼈の声は、どのようにこの世界に出現し得るだろう?
『ヨブ記』・・・旧約聖書に収められている書物。神への信仰篤く恵まれた環境で何不⾃由なく暮らしていた義⼈ヨブが、ある⽇突然まったく謂れのない受難に遭って神に問いかける物語。古より⼈間社会の中に存在していた神の裁きと苦難に関する問題に焦点が当てられている。
セックスワーカーの女性が主役、ということでなかなかセンシティブな内容なのでしょうか。
『ヨブ記』についても非常に興味があるので本編が気になります。
稽古の様子を覗き見!
今回の稽古場となったのは西日暮里のとあるオフィス。
こっそり台本も見せていただきながら、冒頭の箇所を見学することに。👀ジ~ッ・・・
目の前で見る演技・・・さすがだな・・・と、思わず見入ってしまう私。
動きや、セリフ回し、それぞれの表現に個性が出るものだなあ・・・と改めて思いました。
思わず「発声の仕方とか普段のトレーニングってなにされてますか??」とか質問攻めしそうになりました(笑)
やっぱり俳優さんってすごい。
ふとサイドテーブルを見ると、フリー菓子パンコーナーが・・・(笑)
小道具として『菓子パンの袋』が大量に必要だったとのことです。どんな演出になるんだろう~😆
舞台に携わっている方たちについて
本公演は、劇団『鳥公園』が主体となって作品づくりを進めています。
出演者は様々な劇団に所属する方たちを集めて今回だけの編成を組んでいます。
作:西尾佳織(鳥公園)
演出:三浦雨林(鳥公園アソシエイトアーティスト/隣屋/青年団)
出演:原田つむぎ(東京デスロック/ヌトミック) 、秋場清之(情熱のフラミンゴ)、 杉山賢(隣屋)、 能島瑞穂(青年団) 、黒川武彦(モメラス)
演奏:恒吉泰侑
鳥公園とは・・・
劇作家・演出家の西尾佳織さんが主宰を務め、2007年7月に結成。
――「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボケた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。「存在してしまっていること」にどこまでも付き合おうとする演出が特徴。
ふれあい財団の役割としては、2~3年という比較的ゆったりとしたスパンで、ワークショップ・イベント・制作などの場を通して、アーティストと市民との接点、交流の機会を創る役割を担っています。
演劇のための長くてゆるやかなアーティスト・イン・レジデンス(通称:ゆるAIR)という事業です。
制作スタッフから
演出を担当した、三浦雨林さんに今回の八王子公演についてお話しを伺いました。
「以前は他の地域で『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』の公演をしていましたが、八王子では初公演となります。
また、公演だけではなく、事前にワークショップなどの開催の実施もしました。」
――どんなワークショップの実施をしたのですか?
「ストーリーの中で『セックスワーカー』について理解を深める必要があったため、事前に認識のすり合わせをするという目的で、専門家の方をお呼びしてワークショップを開催しました。」
――それは斬新な取り組み・・・外部の方も作品作りの過程が見られるのはおもしろいですよね。
「そうなんです。演劇に興味があったり既に活動している方はもちろん、市民の方とも一緒に色々考えて作っていきたいので、周りを巻き込んで行くという機会はどんどん作っていきたいと思っています。」
実際に制作過程が見れる演劇というのは新感覚ですよね・・・!今後も街や市民を巻き込んでの活躍楽しみにしています!!
合同会社syuz’gen アートマネージャーの谷さん。
演出の雨林さんとで美術チームと協力して、今回のいちょうホールでこんな工夫もされていました!
『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』は聖書の話も関連してくるため、キリスト教の教会をイメージできるような配置にカスタマイズ!
これは大発明かも・・・。いつものいちょうホールの舞台がこんな風にも見せられるのか~~~!
おもしろいなあ~😆
公演情報
チケット好評発売中!
『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』
【会場】⼋王⼦市芸術⽂化会館 いちょうホール(⼩ホール)
【⽇程】
17⽇(⾦)13:00★ / 18:00◆
18⽇(⼟)13:00 / 18:00★
19⽇(⽇)13:00
★=ポストパフォーマンストーク
※◆=学生年代向け特別企画 質問会『鳥公園に聞いてみよう』
【料⾦】
前売・当⽇共通 ⼀般 3,000円
友の会 2,700円
25歳以下 2,000円
※全席指定
※友の会については (公財)⼋王⼦市学園都市⽂化ふれあい財団ウェブサイトをご覧ください。
■ 公式サイト
3⽉17⽇(⾦)13:00の回終演後
【ポストパフォーマンストーク】
ゆるAIRの現在地〜⼋王⼦と⿃公園の⼀年⽬
登壇者:
公益財団法⼈⼋王⼦市学園都市⽂化ふれあい財団
プロデューサー|⽶倉楽
ディレクター|荻⼭恭規
⿃公園
主宰|⻄尾佳織
アソシエイトアーティスト|蜂巣もも(グループ・野原 / ⻘年団)
アソシエイトアーティスト|三浦⾬林(隣屋 / ⻘年団)
3⽉17⽇(⾦)18:00の回終演後
学生年代向け特別企画 質問会『鳥公園に聞いてみよう』
登壇者:
⿃公園
主宰|⻄尾佳織
アソシエイトアーティスト|三浦⾬林(隣屋 / ⻘年団)
3⽉18⽇(⼟)18:00の回終演後
【ポストパフォーマンストーク】
『“ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-”のこれまでとこれから』
登壇者:
作|⻄尾佳織(⿃公園)
演出|三浦⾬林(⿃公園アソシエイトアーティスト / 隣屋 / ⻘年団)
2023年3月17日(金)-19日(日)
— 鳥公園 (@torikouen) December 17, 2022
鳥公園#16
『ヨブ呼んでるよ -Hey God, Job’s calling you!-』https://t.co/DSAeSxFBz3

🎫本日 チケット一般販売 開始!
窓口10時~/電話・インターネット13時~
🎫2017年初演『ヨブ呼んでるよ』待望のリクリエイション、いよいよ本日から一般販売開始です! pic.twitter.com/9FdKk3x39q
シリアスなテーマですが、稽古の印象だとコミカルなシーンもあって、絶対見ごたえのある公演になること間違いなし!!いちょうホールでぜひ、生で見てみましょう!
(私も行きます!)
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