八王子唯一！『Bistro Panda』で珍しい国のワインと絶品料理のマリアージュ！

所在地 : 東京都八王子市三崎町4-3

場所が思い浮かばない国のワインたち

ありがたいことに『今月のワイン』と銘打って、グラスワインが色々楽しめます。
すでにグラスワインの段階でモルドバ、ルーマニア…なかなかワインの産地としてはメジャーとは言えない国の名前が書いてあります。

次はボトルワイン。
品種も書いてあり、ワインをたしなむ方には味の想像がしやすくて親切ですね。かと思いきや、聞いたことないような品種がたくさん書いてあります。

このワインリストの見方としては、下線が入っているのがワインの名前で、その下に書いてあるのがそのワインに使っているブドウの品種です。

パーセンテージはワインの原料を占める品種の割合です。1種類だけで作られているものや2～3種類を使用しているもの、産地によっては更に多くの品種をブレンドして作られているワインもあります。
(この辺の話はまた別の機会に…)

アゼルバイジャンの『カラバグ』

ワイン好きが集まったにも関わらず、全員が味の想像すらつかなかった“バヤンシラ”という品種のアゼルバイジャンの『カラバグ』というワインをいただいてみることにしました。

『カラバグ』は、オレンジワインかのようなしっかりとした色味をしています。味わいの第一印象は、日本酒の古酒を彷彿させるワインらしからぬ風味。

まったりとした甘みのフルーツを思わせる香りに、しっかりとした酸味とミネラル感のあるキリッとした後味。 日本酒のような醸造香を感じるので、真鯛と相性が良かったように思います。

クロアチアの『テスタメント』

次にいただいたのは『テスタメント』というクロアチアの赤ワイン。”バビッチ”という品種もこの日初めて知りました。
鼻に華やかなブドウが香り、口には赤っぽい可愛い系のお花の香りが広がります。

後味にジャムを思わせるしっかりとした甘みが残り、この日いただいたワインの中では一番好みに刺さりました！これが、レバーパテと合わせると驚くほどの変化を見せました。詳細は後述します！

ジョージアの『ストリ』

そして『ストリ』というジョージアの”サペラヴィ”という品種を使った赤ワインをいただきました。 スパイスや牛革を思わせるパンチのある香りに、しっかりとしたタンニンを感じます。酸味とアルコール感もしっかり感じたので、お肉自体に味の濃い牛肉に合わせたいワインです。

このワインは特にあとで紹介する牛タンとのペアリングが最高でした！

いただいたお料理をご紹介

まずはお通しから。ドライフルーツとラム風味のクリームチーズをのせたバゲットです。

ドライフルーツを噛むと甘酸っぱさが広がり、ラムの香りがふんわり香るクリームチーズととてもマッチ！オシャレでちょっと大人っぽい組み合わせです。スパークリングワインと合わせると、ぐぐっとテンションが上がります！

定番系のおつまみ

真鯛のカルパッチョ
エディブルフラワーが添えてあって、見た目にも春を感じられるし可愛い！しっとり柔らかい食感の真鯛と、フレッシュな香りのオリーブオイル、挽きたてのコショウの風味が鉄板ながら美味！！

鮪とアボカドのブルスケッタ
アボカドが乗ったブルスケッタは見た目にも鮮やかです！しかもアボカドの量が結構多くて、クリーミーで贅沢な味わいに♪

定番系からして超おいしいのはテンションあがりますね！

秋田県産生ハム！！

Pandaさんに来たなら、絶対に食べておくべきメニューといえば『生ハム』です！！今回は白カビサラミといちじくの盛り合わせで注文しました。

秋田県で作られている生ハムなのですが、これがとてもおいしいんです！
結構本格的に水分が抜けている系の生ハムなのですが、硬さやパサつきはありません。塩気が穏やかでまろやか、よく噛んで長く味わいを楽しめます。本当にワインによく合って、いいつまみになるんです。

白カビサラミも塩気が穏やかで、白カビがついていますが強い香りやクセはありません。スパイス感よりはお肉の味わいを楽しめるので、噛むごとに肉感と脂がじゅわっと広がっていきます。

いちじくは、ドライフルーツの中ではしっとり柔らかめに作られているタイプ。
しっとりしていることで味や甘みを感じやすく、種のプチプチした食感が楽しめます。

白レバーのパテ ブルーベリージャム添え

食感はなめらかでふんわりとしていますが、白レバーの味わいがしっかりと感じられます。ブルーベリージャムが一緒に添えてあります。

一見「え？」という組み合わせですが、この組み合わせがとっっってもおいしいんです！
単純な味の足し算になるわけではなく、口の中で化学反応が起きます！これはぜひワインと一緒に楽しんでいただきたい！！

レバー3：ジャム1ぐらいの組み合わせで食べるのが個人的ベストバランスです。
レバーだけで食べるとワインの方が負けてしまうのですが、ジャムが少し入ることによってワインの味わいとのいい橋渡し役に。

先に書いた『テスタメント』の後味のジャム感と絶妙なリンクをして、レバーのこってりをサラッとしてくれて、化学反応を加速させてくれるマリアージュです！

いちごとブラータチーズ

味がしっかりしていて、酸味と甘みのバランスがイイいちごが使われていたのでテンション上がります！
ブラータチーズのクリーミーさがいちごの味わいをまろやかにしつつ、オリーブオイルと黒コショウが全体を引き締めています。

これはスパークリングワインや、タンニン軽めでエレガントな感じの赤ワインが合いそうです。

島根県の黒毛和牛 メス牛のローストビーフ

見た目は肉肉しい感じですが、しなやかで柔らかい赤身のローストビーフです。焼いている部分の香ばしさが残っていて、噛むとしっかりとした牛の旨みを感じます。

別容器の中のソースはサラッとしているソースなんですが、旨みがぎゅ～っと凝縮されていて最高でした！(牛だけに？笑)

牛タンのグリル

65度の低温で9時間半火を入れたタンを、仕上げに炭火で焼いているという逸品。
見た目も鮮やかで美しいですが、初体験の食感！タンがぷるぷる！！感動です！！ゴロッとした見た目ですが、食感を楽しむにはこのゴロッとしたカットがいい！

タンが好きな人はぜひ注文することをオススメします！！

青森の黒毛和牛 ランプのグリル

こちらのお肉も分厚く切られていますが、柔らかな噛み応えが楽しめます。
赤身が主体ですが、細かくサシが入っていて、噛んでいくと赤身の旨みと肉汁が感じられるので「質のいいお肉をガッツリ食べている！」と幸せな気分に浸れます。

添えてある菜の花とじゃがいも(インカのめざめ)も香ばしく焼かれていて、とてもおいしかったです。

パスタも絶品！

青唐辛子ときのこのペペロンチーノ
きのことベーコンの旨みを含んだスパゲッティは茹で加減もよく、モチッとプリッとの中間ぐらいのいいとこ取りといった感じ。
青唐辛子はほんのりピリッとする程度なので、辛いのが苦手な人でも食べられると思います！

カルボナーラ
濃厚クリーミーで、細かく挽いてあるコショウが華やかに香ります。ソースがすべてスパゲッティに絡んでいて、食べ応えと満足感があり、しっかりお腹にたまります。

総評：ぜ～んぶおいしかった♪

今回は赤ワインを多く頼んだので、お肉に偏った内容となりましたが、頼んだお料理が全部おいしかった！！
今回いただいたワインもとってもおいしかったものの、まだまだ飲んでみたいボトルがあるし、グラスワインは月替わりなので内容が変わるのも楽しみです。

ワインもお料理もこだわりが詰まっているのが感じられるので、また次回行くのが楽しみになります。
ワインの味は店員さんに聞けば教えてくれるので、お話を聞きながらワインを冒険してみましょう！珍しいボトルワインが沢山あるので、ぜひグループで行って色んなワインとお料理を楽しんでください！！

ぜひ動画でもごらんください！