創業はなんと昭和20年という老舗のパンやさん「ゴンファノン」。以前はめじろ台などにもありましたが現在は横山町のみ。この店が78年もの間、愛されている理由は?
一番人気はボストーク
たくさんのパンが並ぶ店内。お店を守る2代目の久保さんによると、「『これからはパンの時代だ』という事で、昭和20年に久保のパン(愛称、久保パン)という名前で開店しました。現在は、息子が3代目として継いでいます。
昔からのお客様も良く来てくれます」とのこと。
2代目お母さんとのおしゃべりを楽しみにくるお客さんも多い。右は能里江さん
「以前は、家の近くにお店があったので、いつも買っていました。今も、近くに来たときは必ず寄ります。お店の方とのおしゃべりも楽しみです」というお客さんが購入したのは、この店で最も人気のあるボストークとベビーロール。
「一番人気のボストークは、残ったフランスパンを無駄にしないようにと職人さんが考案したもの。独自のシロップにつけ、これにアーモンドベースの特製クリームを塗り焼き上げた商品です」と説明してくれたのは、3代目徹晃さんの奥様、能里江さん。
ボストーク4個400円(税抜)、ミニボストークは8個500円(税抜)
ふわっとした食感で、しっかり浸み込んだシロップと適度な甘さのクリームが人気の秘密です。スイーツとして食べる人も多いようです。ベビーロールは、マヨネーズを乗せて焼いたもので、この店の二番人気。
シベリア・甘食も人気
老舗らしい懐かしいパンの代表は、映画『風立ちぬ』に登場したことでも有名な「シベリア」。
シベリア200円(税抜)
ふわふわのカステラ生地に、こし餡を羊羹のようになめらかに加工した独特の具材を挟んだもの。以前はパン屋さんでよく見かけましたが、手間がかかることもあり今ではほとんど見かけない商品です。昔ながらの食感の甘食も人気。
手作りにこだわる
その他、特製のコーヒークリームを使ったコーヒーカット、カステラ生地に国産ふじ(リンゴ)やカスタードクリームを使って焼き上げた「メルヘン」、3種の餡の「三色あんぱん」、各種サンドイッチなど、全て素材にこだわり、腕のいい職人さんが一つひとつ丁寧に作り続けていることが特徴。
おまけに価格もリーズナブル。愛され続けられるはずです。(取材:中塚)
地域情報紙 よみっこ
最後までご覧いただきありがとうございます。
よみっこへのご意見・お問い合わせは、下記のメールアドレスへご送付お願いします。
広告掲載についてもお気軽にお問合せください。
よみっこ編集局
[email protected]
ゴンファノン 横山店
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市横山町21-9
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩10分
- 営業時間
- 9:00~19:00
- 定休日
- 日曜日
- 電話
- 042-646-6630
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。