
めじろ台にある、フランスのアンティークが並ぶ『SLOW TIME SHOPブロカント&アンティーク』へ足を運びました。扉を開けた瞬間、時がゆっくりと流れ出すような穏やかな空気が広がります。並ぶのは、時を重ねたことで生まれた深い味わいの一点ものばかり。品々の存在感とやわらかな空間が調和し、心を惹きつけられます。
オレンジのランプが灯る、海外のムード漂う外観
お店は京王線・めじろ台駅から徒歩5分。静かな住宅街の一角にひっそりと佇んでいます。入口に掲げられたイギリスの国旗が、異国の雰囲気を感じさせます。夕暮れにはオレンジ色のランプがやさしく灯り、穏やかな街並みに自然に溶け込む佇まいが、アンティークたちの物語への期待をふくらませてくれます。

やわらかな書体で描かれた「slow time」の文字が、お店の世界観を静かに伝えているようでした。

丁寧に並ぶ、美しく時を重ねたアンティーク
店内に足を踏み入れると、まず目に飛び込むのは丁寧に並べられたアンティークたち。それぞれが時を旅してきたからこそ放つ深みと存在感に、思わず息をのむ美しさです。どのアイテムにも物語が宿るようで、眺めているだけで想像が広がります。棚や壁に飾られたドライフラワーが空間をやさしく彩り、アンティークの時間の流れを静かに伝えてくれます。

そっと添えられたドライフラワーと整えられたお皿が美しく調和し、店内にはやわらかく穏やかな雰囲気が流れていました。

時を重ねた美しさに惹かれる、『バベルガラスの宝石箱』と『agreste』
オーナーが特に愛するアンティークが『バベルガラスの宝石箱』。1867年頃のパリ万博で登場し、面取りされたガラスと繊細な金属細工が美しい小箱です。中には当時のシルクのクッションが残り、宝石を収めていた名残が感じられます。
当時のフランスでは、女性は自ら宝石を買うことが少なく、この箱を恋人や家族から贈られていたそう。長い時を経たガラスが放つ深みに、19世紀のパリを想うような気持ちになります。ぜひ実物でその美しさを感じてください。

次に紹介してくれたのは、今も多くの人に愛される『agreste』という器。第二次世界大戦中に生まれ、マーガレットやポピーなど道端の花が描かれています。「この花が咲くような平和な世界になりますように」との願いが込められ、当時そっと人々を勇気づけていたのではと、オーナーは語ってくれました。

掘り出し物がきっと見つかる!アンティーク初心者におすすめの一品
ここからは初心者にもおすすめのアンティークをご紹介します。1800年代に使われていた『フランスの公文書』は、1枚600円と手に取りやすく、紙の質感やインクの色合いから本物の味わいを楽しめます。額に入れて飾れば、日常にアンティークの空気がふわりと広がります。

10枚で200円と手に取りやすい価格の当時の切手にも、色合いやデザインにその時代ならではの味わいが宿っています。

ポストカードは1枚200円。宝探しのような感覚で、自分だけの一枚に出会えるはずです。

プレゼントのドライフラワー
商品をご購入の方へプレゼントしているドライフラワー。どれをとっても魅力的で迷ってしまいます。部屋の雰囲気を彩ってくれること間違い無しです。これがプレゼントなのは本当に嬉しいですね。


お店に入ると異国情緒の雰囲気に浸ることができました。時間が経過した事によって醸し出されるアンティークの味は本当に美しく感動しました。皆さんも『SLOW TIME SHOPブロカント&アンティーク』でアンティークの世界に浸ってみて下さいね!
SLOW TIME SHOPブロカント&アンティーク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市めじろ台4-39-6
- アクセス
- 京王高尾線めじろ台駅 徒歩5分
- 営業時間
- 毎月第1金曜日と翌土曜日:13:00〜17:00
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