皆さんこんにちは!
前回に続き、各地で行われたどんど焼きの様子をご紹介します。
2022年の無病息災を祈りにと、訪れる地域の方々の姿が見られました。
榛名神社(寺田町)
そもそもお正月とは、注連縄 (しめなわ)、門松、鏡餅などを準備し年神様を迎える行事。その神様が小正月に天に帰る時の送り火がどんど焼きです。
寺田町(榛名神社)では、そんな形を今もきちんと守っています。 榛名神社では、今年も元旦0時に元旦祭が行われました。そして、今月10日、まゆだま焼きの式典が行われました。
本来、どんど焼きは疫病などの災難が入ってこないよう村の入口で行うのが一般的でした。
寺田町では、今も村の入口にあった庚申塔から火を運びます。
コロナ以前は、下寺田、中寺田、上寺田、それぞれの庚申塔から運んでいましたが、今年は下寺田からのみ。
その庚申塔も現在は、南バイパス道路工事のため、神社本殿右に移転しています。
庚申塔から火を運ぶ
どんど焼きの火に送られて年神様が天に帰っていきます
点火された火は、猛烈な勢いで燃え上がり、まさに天に向かって年神様が帰っていくかのようです。
炎がおさまり、熾火 (おきび) になると、皆さん「繭玉 (まゆだま)」を焼きはじめます。 他の地域では、町会等が準備するのが一般的になっていますが、昔から住んでいる地元の人たちは、自宅で米粉を使った団子を持ってくるのが当たり前。 どんど焼きで焼いた団子を食べることで無病息災を祈り、その団子や三俣の木は、一年間玄関に置いておくのだそうです。
まゆだま(繭玉)を焼く
熾火になるまでは、年始の挨拶やご近所の方とのおしゃべりタイムです。 読売新聞読者の多い地域ですから、私にとってもよみっこの感想等を聞く貴重な時間でもあります。 「昔の人達は、こんな機会を大切にして、地域の人間関係を深めてきたのかも…」そんなことを思ったり。
宇津貫公園
同じように自宅で作った繭玉を焼く姿は、宇津貫公園(16 日・七国6丁目)でも見られました。
大勢の人がお正月飾りなどを持ってきます(宇津貫公園)
こちらのどんど焼きの最大の特徴は規模の大きさです。
最近は、どんど焼きを行う場所が少ないこともあり、このエリア周辺の多くがここ宇津貫公園にお正月飾りなどを持参します。
そのためこちらのどんど焼きは櫓が2基。それを繋ぐのは、昨年末に紹介した熊野神社の大きな注連縄です。新しい街、みなみ野シティで、伝統的な風習が引き継がれている象徴的な行事となっています。
山田小学校
コロナ前は、餅つき、豚汁で賑わい、校庭では羽根つきなどの昔遊びを楽しむ親子の姿が見られた山田小学校でのどんど焼き(主催:学校運営協議会)も、昨年からお焚き上げのみです。小林校長の「本来なら、書初めや団子などを持って賑わうのでしょうが、実施して頂けるだけでもありがたいです」との挨拶に続き点火。
山田小学校でのどんど焼きの様子
地域の方との久しぶりの出会いもありました。「今年も宜しくお願いします」
地域情報紙 よみっこ
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