『焼肉カルロス』1周年に先がけて誕生したワンランク上の新コースを実食!

『焼肉カルロス』1周年に先がけて誕生したワンランク上の新コースを実食!
ちょんちょん

昨年、三崎町に突如現れたオシャレで上質なオトナのグルメ複合施設『アルチザンアパートメント

4月にグランドオープン1周年となります! そこで、今回は『焼肉 カルロス』さんに誕生した新しいコースをいただいてきたので、全力レポートします!

外観はラグジュアリーな佇まいですが、とてもカジュアルに楽しめる空間です◎

所在地 : 八王子市三崎町5-19


焼肉ということで、最初の1杯は『東京クラフト』というビール!

香りがよく、しっかりとした味わいで「このビールに合うお肉たちが出てくるのね…」と、コースへの期待が高まってしまいます。

8,000円(税込)コースメニュー

さっそくコースがスタート!
今回は、開店1周年に先がけて登場したという『8,000円コース(税込)』をいただきます!

前菜

最初に出していただいたのは『一口スープ』と『自家製キムチ』。
『一口スープ』は、和牛をじっくり煮出して作られており、塩味や香草の風味でごまかしていないストレートな旨みとコクが感じられます。このスープだけでも、ずっと飲んでいたいくらいとってもおいしい…。

『自家製キムチ』は、常時5種類あり、おかわり自由!
白菜はくたっとしすぎず程よい食感が残り、ナスは噛むとおいしいエキスがじゅわっと広がって、最初からビールが進みます。

おかわりでガリと切り干し大根を追加!
ガリのキムチは、特有の甘酢の風味とショウガの辛みが絶妙にマッチしていました。
切り干し大根も食感が良く、噛むとにじみ出る漬けダレのと大根の旨みがとてもおいしかったです。

『ナムル6種』素敵な器に美しく盛られたナムルが、春らしい彩りを添えます。
時計回りに、もやし・ほうれん草・ヤングコーン・プチトマト・ぜんまい・紫だいこん(中央)のラインナップ。
※ナムルの内容は季節によって変わるそうです。

もやしは、ごま油とコショウの風味でシャキッとした食感。
ほうれん草は、ほうれん草自体の味も感じられ味のバランスが良い。
ヤングコーンは、甘みが強く、シャキッほろっという独特の食感。
プチトマトは、出汁の風味と甘酸っぱい果汁がぷちっと広がり、酸味で口の中がさっぱり。
ぜんまいは、甘辛い味付けに粉唐辛子がアクセントで、お酒にもご飯にも合う味付け。
紫だいこんは、大根のスライスが薄く、シャキシャキあっさりいただくことができました。

肉刺し(紅白)

ついにお肉パートに突入!
最初のお肉はなんと肉刺し!しかも、脂の入り方によって紅白2種楽しめるとのこと。
この日は紅がカメノコ、白がイチボでした。(日によって部位は変わるそうです。)

カメノコというのは、内ももにあるシンタマという部位がさらに4つの部位に分類されたうちの1つとのこと。
内ももというだけあって、お肉の繊維感はやや太めでしっかりとした印象。ですが少し薄めのスライスになっているので、しなやかで、お肉自体の味が濃く感じられるよい食感です。

イチボはお尻に近い部位で、カメノコより少し厚めにカットされていました。サシが多く入っているため、口当たりが柔らかく、優しい弾力のお肉を噛みしめながら、脂の旨みを堪能できました。

薬味には白髪ねぎと大葉・青ネギ・わさびが添えられていて、最初の1枚はシンプルに、2枚目は薬味とのハーモニーを楽しみました

お待ちかねの焼肉

お次に登場したのは焼いて食べるお肉たち。写真左から、上タン、上ヒレ、小腸と並んでいます。

まずは上タンから、お店の方が焼いてくださいます。
もはや角切りに近い厚切りのタンを、時間をかけてしっかりと焼いていきます。

焼き目のついたタンは脂がにじみ出てツヤツヤしています。

こんがりしていて、これはこれでとてもおいしそう…と思い、ぱくっ!
タンって、しっかり焼くと硬くなって飲みこみにくくなるイメージがあったのですが、硬くない!それどころか、火が通って歯切れがよくなり弾力が増した部分と、こんがりカリッと焼けた角と、真ん中のジューシーで柔らかい部分の食感のハーモニーと肉汁がたまらん!!
お肉をしっかりと焼くことへの印象が一気にひっくり返されました。

お次は小腸(味噌)を。火が通る前に焦げないように、ロースターの端の部分でゆっくりと火を通していきます。
大振りに切ってある小腸が、火が通っていくにつれ、ツヤツヤしてぷっくり膨らんできます。

カルロススパイス』をちょっと多めにかけて食べるのがオススメとのことで、スパイスをかけて、ぜいたくに頬張っちゃいました!

ん~~~~!!コラーゲンも含んでトロみのついた濃厚な脂がぶわぁぁぁっと広がります!!このジューシーな脂が濃厚なのにくどくない!!大トロホルモンの名にふさわしい逸品です。スパイスの風味も味噌ダレと焼けた香ばしさとマッチして、本当においしい…。

そして今度は上ヒレです。上ヒレも店員さんが焼いてくれます。
ヒレと言えば、高級で希少な部位というのは皆さんご存じかと思います。背骨に沿うようにある部位で、運動量が少ないため脂身が少ないながらとても柔らかいとされる部位です。

こんがりと美しく焼かれたヒレは「簡単に嚙み切れる」という表現よりももっと軽い力で、噛んだらフッと簡単に切れるといった印象。とろける食感とは違う、本当に繊細で柔らかい肉質というのを歯から感じます。

オススメのわさびで1口。爽やかで優しい辛みと甘み、お肉の旨みのハーモニーはさすがオススメだけあると思いました。とてもおいしい!!
ここで、まだ試していなかった八王子ダレ(自家製ダレに玉ねぎのみじん切りを合わせたもの)をつけてみました。

自家製ダレのあっさりとした甘みに、玉ねぎの食感と甘みが重なって、個人的にはヒレと八王子ダレの組み合わせが好みに刺さりました!

グリーンサラダ

全体をドレッシングで和えてあります。ごまとごま油の風味が旨みを引き出し、程よい塩梅で口の中をさっぱりさせてくれます。最初やシメに近い所ではなく、お肉とお肉の間に提供してくださるのがナイスタイミングだと思いました。
お肉を食べてサラダで口直しもできるし、お肉とサラダを一緒に食べることもできます。

焼肉後半戦!

レバーは角の立った、新鮮さが見た目から伝わってくるビジュアル。
お店によって千差万別ですから、見るからに上質なレバーを提供してもらえると、テンション上がりますよね。

先ほどまでは店員さんが焼いてくださっていましたが、レバーは自分たちで焼くスタイルとのこと。
レバーは焼き加減が難しいので、焼いてほしかったな…と思っていると、お肉のプロである店員さんが焼き方のコツを教えてくれました。これで一安心です!

ロースターの中の火の当たり方や、お肉の火の通り方の見方、網に置いたら一度すぐ上げて置きなおすとくっつきにくいという小ワザまで伝授してくださいます。

そうして自分で焼いたレバーを塩ごま油でいただくと、本当に自分で焼いたのかというぐらい、とてもおいしく焼けていました!
自分の技術が何ランクも上がったかのような気分になれるほどです。

次に出していただいたのは『ゆでたん』です。湯気とともにいい香りがふわっと鼻をくすぐります。
舌の根元の喉に近い部分をじっくり茹でて作っているとのことです。

いい香りにつられて、まずはスープを一口。混じりけのない濃厚なタンの旨みがダイレクトに伝わり、とてもおいしい!!
すかさず、ゆでたんも一口。きめ細やかな柔らかい繊維が口の中でなめらかにほどけていきます。ああ、口の中が幸せ…。
こちらもまた、わさびを合わせるとおいしいとのことで一緒にいただくと、もう間違いのない鉄板の組み合わせですよね!

上ミノ(塩)も自分で焼いて楽しむスタイル。1切れだけお手本で焼いていただいちゃいました。
火が入ると反りやすいため、少し焼いてひっくり返すのを繰り返して仕上げていくのがおいしく焼くコツだそう。
いただいてみると、独特のコリュッくにゅっという食感がたまりません。

両面に異なる向きで包丁が丁寧に入れてあり、肉厚なのに硬くない弾力と食感が楽しめます。
またタレの塩加減がちょうどよく、ミノの旨みを引き出すさじ加減。

先ほどの小腸といい、この上ミノといい、今まで食べたホルモンの個人的過去最高を叩き出したおいしいホルモンについて聞いてみました。
お肉と違ってホルモンは競りがなく、取引業者さんとの取引実績による信頼関係で、質のいいホルモンが手に入れられるということです。

正直、焼肉屋さんに行っても自分から積極的に頼むことのなかったホルモンですが、ここで食べたら苦手な人も印象が変わるのではないかと思います。また食べたい!

コースも終盤に差し掛かってきました。
ここからはタレ系のお肉が続くそうなので、グラスの赤ワインをチョイス。

果実味豊かで濃いめのしっかりしたフランスの赤ワインで、お肉とのペアリングが楽しみです! そこで出していただいたのがロース2種類(写真左から特選ロース、上ロース・ともにタレ)

『上ロース』タレはお肉には馴染んでいるものの旨みを邪魔せず、ちゃんとお肉を支えている印象。
塩気やニンニクなどで食べ応えを出すお店もありますが、そういうのがなくてもお肉の旨みと絶妙なタレ味わいで食べ応えがありつつ、食べ飽きもしません。

『特選ロース』は先ほどの上ロースでも十分とてもおいしかったんですが、食べ比べてみると、特選ロースは語彙力が失われます。

上ロースよりサシは入っていますが、肉の繊維が細かくバージョンアップしている印象で、赤身主体の肉汁に脂が程よく混ざり、上ロースの更に上行く肉の旨みが感じられます。 ランクが違うとはいえ、同じ部位を食べ続けて感動が更新される至福の時間が味わえました。

コース最後のお肉!すきやき

メニューの最後のお肉は、『やきしゃぶ(おろし+ポン酢)』か『すきやき(タレ+たまご)』から選べるとのこと(グループで1種類)。
やきしゃぶも魅力的でとっても迷ったのですが、今回はすきやきにしてみました。
結果、今回はすきやきにして大正解!!なぜなら!!

見てください!この圧倒的王者感のあるビジュアルを!!テンション爆上がりです!!
わたしの手は女にしては大きい方ですが、それでも比較するとお肉の方が大きいのです。
これはもうプロに焼くのをお任せしましょう。食べなくてももう見た目から絶対においしい。最後の最後にこれはズルい!(誉め言葉)

脂が一番多いので、煙と炎が今日いちばん上がりました。テンションもどんどん上がります。
冷めないうちに、卵黄をからめて早速いただきます!

う~~~~ん!!芸術的ともいえる薄さにも関わらず、タレに負けない確かな肉の味わいと脂の旨みが口いっぱいに広がります。
卵黄も濃厚で、でも、濃厚なのにタレと一緒にお肉の引き立て役に回ってしまうほど、お肉が主役に躍り出るバランス。先ほど頼んだフルボディの赤ワインを飲んでも、お肉の幸せな余韻が続きます。 そして嬉しいことに、ちょこっとご飯もいただけます

焼けたお肉の香ばしい風味と、おいしい肉汁とタレの味わいがうつった濃厚な卵黄にご飯を混ぜていただく…最後までぬかりなくおいしかったです。

〆のご飯もの

先ほどのごはんとは別に〆も選べます。 冷麺・タッコギにゅうめん・スープ・クッパの4種類で、わたしは『タッコギにゅうめん』にしました。
『タッコギ』というのは、韓国語で『鶏肉』の意味だそうです。

焼肉屋さんの〆だと牛系の出汁を使っていることが多いですが、最後にほっとできるように優しい鶏の出汁を使用しているとのこと。なんて素敵な心配りなの。ふわふわの玉子と針生姜の風味、鶏の旨みが味わい深く、優しく体に染み渡ります。麺が細くてほどよい量なので、するするっとおいしくいただいてしまいました。

デザート

なんとデザートも選べます。ミルク杏仁・煎茶アイス・マンゴーアイスから選べて煎茶のアイスを選んでみました。 デザートは1人1人別のものを頼んでも大丈夫だそうです。

抹茶アイスのような風味のよさとサラッとした口どけ、控えめな甘みで後味はあっさりしています。ほんのりほろ苦い大人のアイスといった感じです。焼肉の後にはちょうどいいですね。

以上がコース内容全品のご紹介でした。

平日にも関わらずほぼ満席

わたしたちが最初の予約(17:00)で入りましたが、後から後から予約のお客さんが来て、7割以上は埋まっていた印象です。そのあとも、フリーのお客さんがすぐに来たり、空席問い合わせの電話が入ったりと、人気ぶりがうかがえます。

ちょんちょん

カルロスさんでは『お肉を焼く』ことによって質の高いお肉のポテンシャルを更に昇華させていました。つきっきりで焼いてもらえるのはもちろん、自分で焼くことすらも普段の焼肉とは違う特別な経験になりました。

1つ1つメニューの説明を丁寧にしてくださり、心遣いと焼肉への愛を感じられて楽しかったです。少しだけ奮発して、上質な焼肉を楽しむ時間をぜひあなたも!!

動画でもシズル感をお楽しみください👇

焼肉 カルロス

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市三崎町5-19 F1フォーラム 2F
アクセス
八王子駅北口 徒歩5分
営業時間
17:00〜23:00
定休日
不定休
電話
042-634-9925
Instagram
@yakiniku_carlos
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ジャーニー取材班と同じ店に居合わせたただの客が、ご縁があってライターデビューすることになりました!(笑)生まれも育ちも八王子のアラフォー女です。赤ちょうちん系のお店からナイフとフォークなお店まで、八王子の素敵なお店を紹介できるよう精進します♪