過去、八王子で採れる蜂蜜は、皆さんにお知らせしたことがありますが、今回は「八王子で採れるメイプルシロップ」のお話です。
「メイプルシロップ?そんな木があるの?」あるんです、八王子の山中に。
それは『イタヤカエデ』というカエデの種類なのですが、そこから採れる樹液で作ったメイプルシロップを約10年研究し続け、今年の6月、初めて商品としてデビューさせたのが祐乗坊進さんです。
八王子市由木に在住で、本職は環境デザイナー。そして大学で環境デザインなどを教えてきました。同時に木工作家で炭焼職人、そして炭火焙煎士でもある多才な人。
とても多才な祐乗坊進さん。
彼が、メイプルシロップを研究し始めたのには、ある目的があります。
「八王子の恩方など、山林が広がっているところには必ず、イタヤカエデが自生しています。そこから樹液を採取し、煮詰め、メイプルシロップを作る。それを市民の多くの人に参加してもらい、この『東京メイプルシロップ』を名産にして、地域おこしのムーブメントにしたいんです」と語ります。
樹液を採取する。
採取した樹液は煮詰めて水分を飛ばす。
早速いただいてみました。
パンケーキを焼き、そこにかけます。「ん?思ったより甘くない」。
ご存じのようにカナダ名産のメイプルシロップは、サトウカエデの樹液で濃厚な甘さです。
それに比べて、日本のイタヤカエデの甘味は控えめ。
パンケーキやマフィン、食パンにもピッタリな甘さ。
「何も保存料を使っていないので、非常にヘルシーです」(祐乗坊さん)。
開封したらすぐ冷蔵庫に入れないと、表面にカビが生えることも。その際は、カビを取り除き加熱すれば大丈夫だそうです。
祐乗坊さんは、多摩センター駅近くに工房を持っているほか、毎月第二土曜日、富士森公園で開かれる『八王子手仕事アートマーケット』に出店しています。
これが八王子産の『東京メイプルシロップ』1本2500円(税込)
※今年販売分完売
今年のメイプルシロップは15本だけなので、7月には完売してしまいました。
「私も来年のメイプルシロップを予約したい」
「私もメイプルシロップを採る活動に加わりたい」
そんな方はぜひ、祐乗坊さんにご相談ください。(高田)
祐乗坊さんのSNSはこちら👇
https://www.facebook.com/susumu.yujobo/?locale=ja_JP
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。