【よみっこ】口の中でとろける?!小宮町で進化を続ける老舗『うなぎ高瀬』

【よみっこ】口の中でとろける?!小宮町で進化を続ける老舗『うなぎ高瀬』
地域情報紙「よみっこ」

うなぎの名店として知られる小宮町の『うなぎ高瀬』
丁寧に小骨を取り除いたうなぎは「口の中でとろける」と評判です。

毎週のように通う常連や、月に一度の楽しみとして訪れる人など多くの客で繁盛しています。
カウンター席もあり一人客も珍しくありません。

店主の中山佳和さんは、特別なことは何もしていないと話します。

「ウナギの生産者が本気で、気持ちを込めて大事に育ててくれています」
中山さんも定期的に生産地を見学に訪れるなど、その『本気』に応えています。

さわやかなほうじ茶や、うなぎの味を邪魔せずに、ちょうどよい箸休めになる浅漬け、香りがしっかりした山椒など、脇役たちがしっかりと主役を立ててくれるような細かい部分での配慮が最高です。

『おいしさ』が決して押しつけがましくなく、すべてがちょうど良いバランスを保っています。

店主の中山さん

土用の丑の日に営業しない理由

本来であればもっとも売上が期待できる『土用の丑の日』を毎年休業にしていることも、うなぎ店としては異例です。

10年ほど前に中山さんが、乱獲によってウナギの稚魚が減少しているという報道を目にしたことがきっかけでした。

以前から無理に営業することに疑問を持っていたそうです。
休業にしたことで、むしろより良いサービスを提供できるようになったといいます。

今年はお店で提供する箸を変更。
先の方がスッと細く、使いやすいと評判に。
あまりに人気があるので、レジでも販売しているそうです。

うな重松(吸い物、おしんこ付) 4,300円

キッチンカー導入の意味は?

「今までお店を支えてくれたお客様が高齢者施設に移られるケースも増えてきており、恩返しの意味も込めて高瀬の味を届けたい」と、今年の9月からキッチンカーを導入しました。
高齢者施設での稼働が中心です。

ウナギを割く作業は店内で事前に行いますが、キッチンカーで炭をおこしてお米も炊き、お店でお冷として出しているアルカリイオン水も提供します。

可能な限りお店の中と同じように提供したいという思いが形になったものです。
かつての常連さんが食べてくれるなどうれしい出会いもありました。

キッチンカーの名前は『旅するうなぎ』

ほとんど店舗で提供するのと変わらない温かい味を提供

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『晴れの日』に食べることも多いうなぎは幸せの象徴。
幸せを運ぶ新しい伝統が生まれました。(小川)

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よみっこ編集局
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うなぎ高瀬

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
八王子市小宮町1112-4
アクセス
小宮駅 徒歩3分
営業時間
11:00~14:30 / 17:00~21:00 (LO 20:00)
定休日
水・木曜日 / 丑の日
電話
042-646-7762
Instagram
@unagi_takase
備考
駐車場あり(24台)
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