自他共に認める「牛のプロ」
「もうね、全部値上がりでやってらんないっすよ。やぶれかぶれで、うち、一部値下げしました(笑)」開口一番、笑わせてくれるのが「JUJU奥山」のオーナー、奥山大詞(ふとし)さん。円安、世界的な食糧の高騰など様々な要因で、この数年で輸入牛、国産牛とも高い時は数年前の1.5倍の高値になってしまいました。
個人店の閉店倒産も多く、奥山さんも苦しい時ですが、「この仕事でやっていくしかないんで、週イチで市場に牛を見に行っています」。
週に1回は市場へ牛肉の仕入れに行き良い牛肉を選びます
なに?牛を見に行く?「はい、芝浦の食肉市場に牛肉を競り落としに行っているんです。いわゆる『牛の一頭飼い』です」。
奥山さんは高卒後、日野市にあったJUJUに入社。そのオーナーが、あれよあれよという間に焼肉店を5店経営。その仕入れを全部任されてきました。28歳でその内の1店を奥山さんに譲渡。しかし、奥山さんの独立後も5店の牛肉の仕入れは、奥山さんに任されているので、頻繁に芝浦に行っているわけです。
堀こたつとカウンター、テーブル席があるので、各年齢層が過ごしやすい店
個人店ではどう食べる?
食材高騰のこの時代、個人店の焼肉屋さんで上手に食べるコツは何でしょう? 奥山さんに聞くとズバリそれは、「経営者と仲良くなる」(笑)。「経営者も人ですので! この人はよく来てくださるなあと思ったら、いい部位をちょっと出しちゃったりもするんですよ」と奥山さん。
そうはいっても仲良くなるって難しい……。「じゃあ、迷ったら、これです」と進めてくださったのが、「店長イチオシお肉だけのコース」(4500円税込)。その日おススメの塩4種類、タレ3種類、内臓2種類を2切れづつ、彼が選んだベストな肉が出ます。
黒毛和牛やわらかカルビ 2200円(仕入れにより内容が異なります)
「なんか、うち、高い店みたいですが、そうじゃないですから!ファミリーでいらして1人3000円前後、という食べ方もできます。駐車場も9台と増やしました」
彼と彼の選んだ肉に会いに、たまにはちょっと贅沢な焼肉個人店にお出かけください。
特選ロース。塩を付けそのあとわさびを付けて食べると美味しい
よみっこ&八王子ジャーニー読者に特別特典
今日のよみっこ持参で「よみっこを見た」又は「八王子ジャーニーを見た」と言えば、店主からサービス1品(おまかせ)が無料で出されます(1テーブル1品)期限はありません。(高田)
黒牛専門 JUJU 奥山
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市大和田町7-10-14 1F
- アクセス
- 八王子駅から車6分/「八王子郵便局」バス停徒歩10分
- 営業時間
- 17:00~22:00
- 定休日
- 月曜日
- 電話
- 042-631-1554
- 備考
- 駐車場 9台
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。