サクマ式ドロップは八王子で作られています!!『佐久間製菓株式会社』

サクマ式ドロップは八王子で作られています!!『佐久間製菓株式会社』

地域情報紙「よみっこ」

あの缶入りのサクマ式ドロップ
日本を代表するこの製品は全て八王子で作られていると知っていましたか?

新商品「八王子キャンディ」も大人気。
東浅川町にある佐久間製菓 株式会社 八王子工場を訪ねました。

八王子発全国行き新商品好評!

取材を受けて頂いたのは、この会社の創業者、横倉信之助氏の孫で、同社常務取締役の横倉主税さん(52)。
机上に置かれた缶ドロップ。見慣れた赤い缶と、映画「火垂るの墓」をデザインした缶。「トトロ」と同時上映された、ジブリによるこの映画を見た人なら、妹の節子がドロップを美味しそうに食べるシーンや、中身がなくなった缶に水を入れて飲むシーンを印象深く覚えている方も多いのでは。

写真:代表的な商品(他にもたくさんのキャンディを製造しています)

戦時中の食糧難で、子どもがひもじさに耐える象徴として、この映画に欠かせない役割を担っているドロップが製造を始めたのは明治41年。この日本を代表する銘菓が、ここ八王子で全て作られ、全国で販売されていることを初めて知り、なんだか嬉しい気分です。
その隣りには「キャン キャン キャンロップ♪」のCMソングで有名な「キャンロップ」。昭和33年発売なので私とほぼ同い年のロングセラー。

八王子キャンディ

この工場では、他にたくさんのキャンディを製造していますが、八王子の特産物パッションフルーツを使った新商品のパッケージを見て驚きました。駅名標を連想させる「八王子」の文字。よく見ると、右上には高尾山夕焼け小焼けをイメージしたイラスト。そして「八王子の原料を使って、八王子の工場で作った、メイドイン八王子のキャンディです」との説明文。
その文字の背景の図形は八王子市の形、裏面の成分表のクエン酸599gの数字は高尾山の標高に合わせていると聞き、思わず「それって誰も分からないでしょ」(市民ですら気づきません)。

写真:新商品。その名も「八王子キャンディ」

「もちろんこの商品も全国で販売中ですが、実は八王子以外ではそれほど売れていません。まあ、当面はそれでもいいかと思っています」と笑顔で話す横倉さん。

写真:佐久間製菓八王子工場にて(横倉主税氏へのインタビューの様子)

そして、「たくさんの試作を繰り返す過程で、従業員も意見を出し合いみんなで楽しく進めました。お客様に喜んで頂け、私達も楽しく、生産者にも喜んで頂けることが大切だと思っています」と。口に入れた瞬間に甘酸っぱさが広がる爽やかさが八王子らしさ?【中塚】

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よみっこ編集局
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佐久間製菓 八王子工場

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市東浅川町503
アクセス
めじろ台駅 北口 徒歩13分
電話
042-661-5581
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。