八王子のユニークな人・生き方に、勝手に感動・表彰する『八王子オモロ変な人』Vol.01
みなさんこんにちは。のんべえライターのNALUです。
今回から、ぼくの独断と偏見で、八王子の超ユニークで、変で、すごい人を勝手に紹介するコーナーをはじめることになりました。
『街の魅力は、人でできている。』なんて誰が言ったか知らないが・・でもユニークで、変で、すごい人は、きっと小さくても世界を変えているはず。まあ、とりあえずスタートです!
八王子オモロ変な人 第1号『ウメさん』
記念すべき第1回目にご紹介するのは、SATOSHI UMEMURA、通称『ウメさん』です。
府中出身で、八王子在住20年以上。現在は、市内でプログラミング会社を経営されるバリバリの経営者です。こんな人がなぜ変なの?と思うなかれ。まずはご自宅にお邪魔して、お話をうかがってみました
ハンパねぇ・・・趣味の数と向き合い方
ウメさんのどこが変なの?おもろいの?という点、まずは趣味の数がハンパねぇんです。例えば、
・流木収集
・ミリタリーアイテム収集
・ウイスキー収集
そのほかにも、
・プログラミング
・面白い変わった野菜の栽培
・DIY
などなど。まだほかにもあった気がするが思い出せない・・くらい多趣味なんです。
しかも・・・そのすべてがガチ!
その証拠に、ほら、みてごらんなさい、このご自宅を!これらの造作を全部自分でつくったり集めたりしたのだとか。すごすぎる・・。雑誌でしかみたことないようなお部屋だ。。。
素敵な観葉植物のあるバルコニーでは、仲間内でBBQなんかもやるそうですよ!呼んでほしいww
こうしたウメさんの趣味やこだわりの背景には、小学校時代が影響しているそう。
「小学校時代にファミコンを買ってと親に頼んだら、買ってきたのがなぜかPCで(笑)そのPCでプログラムや修理するのに分解したりしているうちに、ものづくりが自然に楽しくなってきた。」
とウメさん。ウメさんもスゴイが、ファミコンとPCを間違えて購入されたご両親にもスゴイけどねw
この経験と好奇心が、ユニークで変なウメさんの素になってる、ってわけなんだね。
ということで、次はウメさんの真骨頂「面白い変わった野菜」の栽培をしている畑で話をきくことに。いったいどんな野菜なのか・・。
うそ、こんな野菜までできるの!?
マッドファーマーの一面を垣間見た秋の日の午後。
ウメさんは、なんでそもそも変わった野菜や植物に興味を持ったんだろう??
「小学生のころポトスを育てていて、ツルを伸ばしていたら部屋がジャングルみたいになったのがきっかけで(笑)
そこからいろんな植物を育てていたら、ふつうのじゃつまらなくなって、日本では売っていない植物の種を海外から輸入して楽しんでいるうちに、どんどんハマってしまって・・・。こういう体験が、なんでもトライしてみよう、という自分の個性につながったんだと思います」とウメさん。
確かに子供のころの体験って強烈だよね。それにしてもジャングルみたいな部屋っていったい・・かなり見てみたかったw
ちなみにウメさんは、季節ごとにいろいろな旬の野菜をたくさん育てているんです。オリーブ、かぶ、山椒、ミニトマトなどなど、もうキリがないくらい!
そうこうしているうちに、ウメさんの畑がある敷地に到着。さっそく向かってみることに!
広大な敷地を抜けていくと・・見えました、ウメさんの畑。まさにウメさんファーム!
さーて、一体どんなオモロ変な野菜があるんだろう。。と、まず紹介してくれたのが『キャッサバ』!
キャッサバ・・聞いたことはあるけど。と思って調べたら、なんとキャッサバから抽出したデンプンが、ちょっと前にブームになった「タピオカ」の素になっているようではないですか!ほえ~、一気に親しみがわくね。ちなみに食べる部分の根っこは長芋みたいな形をしているみたい。
続いてみせてくれたのが「山わさび」!なんてことだ、北海道網走市出身の僕にとっては、まさにソウルフードといっても過言ではない野菜!それが八王子でもできるなんて・・感動していたら、わざわざウメさんが抜いてプレゼントしてくれました!
くぅー!土のいい香りがするぜ!
これ、切ると断面が真っ白できれいなんだよね~。しかも香りがものすごく鮮烈で!お刺身はもちろん、お肉に使っても最高にウマいんです!!昔はおろした山わさびをしょうゆに浸して、ご飯と一緒に食べたり、酒のアテにしてたなぁ。。あー、北海道帰りてぇ(笑)
ちなみに同じ場所で行者にんにく(アイヌネギ)も栽培しているそう。いや、まじでやばい。久々に食べたいなぁ!!
なんてひたる間もなく、最後に紹介されたのが超デンジャーエリア。そう、唐辛子ゾーン!
ほんとにいろんな種類があるんだね~。なんて感心していると、おもむろに収穫しだしたウメさん。な、なにを・・?
なんて警戒していたら、これがなにやらとんでもないらしい!
実はこれが世界一辛い唐辛子「ドラゴンズブレス(非売品)」と「キャロライナリーパーチョコレート(非売品)」という品種だそう。きけば、直接触った手で顔などを触るだけで痛みが引かないとか!?ついにでたか、本性が!これぞ「マッドファーマー」の真骨頂(笑)
ちなみにぼく、辛い物は好きだけど超絶弱いという面倒な体質。そんなぼくにウメさんは絡みの少ない唐辛子にいくつかの激辛唐辛子をまぜて優しくプレゼントしてくれました。ありがとうウメさん、でも食べれません・・・(笑)
それにしても、なぜこんなに変わった野菜を育てまくっているんだろう??
「それは、やっぱりみんなで野菜を楽しむためですよ!いろんな珍しい野菜って、興味もあるし楽しいじゃないですか。そういう楽しいことをみんなでシェアするのが、ぼくは好きなんですよね。それに、野菜や農業にも興味をもってくれるかもしれないし、そういう人たちともどんどん交流が増えていくのが嬉しいんです」とウメさん。
聞くと、こちらで収穫した珍しい野菜を知り合いのお店に頼んで調理してもらい、みんなで楽しんだりするイベントなども行っているようで、めっちゃ楽しそう!
それに、なんか食育にもなりそうじゃない?「珍しい野菜フェス」とかいって珍しくておいしい野菜を食べれたら興味も沸くし、新しい食の世界も広がるし、その国に興味も持てるしね。
それは楽しいなぁ~。いずれ体験してみたい!
そしてついに・・・マッドファーマーとマッドシェフの洗礼を初めて受けた、忘れられないあの日。
・・・なんて思っていたら、意外にも早くその日は訪れたのでした(笑)
そう、あのマッドな畑でとれた地獄の唐辛子共を食す悪魔のイベントが!場所は中町にある知る人ぞ知るお店。
腕の良い謎の料理人が、ウメさんの唐辛子をめちゃくちゃうまい料理に変えるということで、おそるおそる参加してみることに。
店内に入ると、いるわいるわ、激辛女子が!
店内には、なにやら今回使う唐辛子の種類が展示されているぞ。どれどれ・・
めちゃめちゃいろんな唐辛子が使われているみたい。。
なかでも、なんじゃこりゃーーー!い、めちゃくちゃ辛い『ドラゴンズブレス(非売品)』や『キャロライナリーパー(非売品)』まであるじゃないか!?これ、人が食べられるんか???食べられるんか???ぼく、もうすでに白目剥きそうなんですけど・・。
そうこうしていると、出てくる出てくる地獄の料理が!ヒィィィィ!
一見おいしそうなんだけどね。それぞれちょっとずつ食べたけど、もうね、料理名とかそんなの覚えてられないんす!
もう、汗と涙と震えと痛みで、もうわけわからん・・。みてください、真ん中のぼくはもうおかしな髪型と顔の放心状態、隣のMさんも写真のとおり(笑)
ちなみにMさんは僕よりも全然辛いものに強いはず・・なのにね(笑)
ぼくは鼻水垂らしたりして、もうほんとにひどかったし、激辛女子もかなり厳しい感じだった様子。ほんとにやばいんですから・・
ちなみにこんなにとてつもない辛くておいしい料理をつくるマッドシェフがこちらのご夫婦!クレイジーだぜ!Tシャツはめちゃカワイイけど(笑)
しかも、辛さから避難するためのチョコやヤクルトがこの値段!こりゃひでぇ~(笑)
結局、ぼくはこのイベントには最後まで耐えられず、途中離脱するはめに・・・。
なんと恐ろしいイベントなんだ・・でもみんなめっちゃ楽しそう。泣きながら笑っているって結構ないよね(笑)
でも、ウメさんが言ってた、収穫した野菜をみんなで楽しむっていうのが、めっちゃよくわかった。農業人口もどんどん高齢化して減ってきている現状、こういうユニークなイベントで農業を盛り上げる、新しい食の世界を発見する機会をみんなで共有できるって、ほんとに素敵な取り組み。これからもいろんなところでこうした取り組みが増え、農業への関心や農業従事者が増えるきっかけになるといいな。
ちなみにウメさん、激辛唐辛子を栽培しているにも関わらず、辛いのが苦手だそうで、その日もビールを飲みまくり、店の片隅で泣いていました(笑)。自分の育てた唐辛子に泣かされるとは・・・
ウメさん、あなたはやっぱりオモロくてとてつもなく変な人!ただ、世界を変えてくれる人かもしれない! 最高におもしろい体験をさせていただきました!ありがとうございました!合掌!
※ウメさんの栽培している面白植物や野菜、活動をもっとご覧になりたい方は、ぜひウメさんのインスタもチェックしてみてね!
https://www.instagram.com/plummy.master/みなさん、いかがでしたか?
ユニークな人にフォーカスする、初の試み。やっぱり人って掘ってみると面白いし、素敵ですよねー。
次回は、ウメさんからご紹介いただいた方の記事を予定しています! また、みなさんの周りの人で、ユニークで変な人がいたら、ぜひご紹介ください!編集部でかけつけちゃいますよ。
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